ABOUT SKO
SKO財団について
一般財団法人
サイトウ・キネン・オーケストラ財団(SKO財団)
設立について
この度、サイトウ・キネン・オーケストラは将来を見据えて、世界最高水準の音楽活動を行い、若手演奏家を教育するという理念に基づき、2021年2月5日に一般財団法人サイトウ・キネン・オーケストラ財団(SKO財団)を設立いたしました。
小澤征爾からのメッセージ
サイトウ・キネン・オーケストラは何よりも大切にしてきた宝です。今年で30年になるなんて信じられないです。松本のフェスティバルも、ほんとうに僕にとって大事です。サイトウ・キネン・オーケストラとフェスティバルの先のことは、しばらく考え続けてきたことで、去年からみんなと話すようになって、これからはSKOの皆さんが中心になってSKOの活動、特に松本のフェスティバルを引っぱっていってもらいたい、と思っています。
ウィーンフィルのように、音楽家が主体的に指揮者やプログラム決定に関わるというイメージをして、それから松本市の臥雲市長とも相談して、専門家の意見も聞いて、サイトウ・キネン・オーケストラのための財団をつくって未来を強化することとなりました。このことは、かならず松本フェスティバルの未来の強化にもつながると信じています。
それから去年オケのメンバーたちから、娘の征良を代表に、と言われて最初は驚いたけど、考えてみれば80年代の欧州ツアー当初から僕とオーケストラとすごく近くで伴走してきてオーケストラに対して家族のような愛情を持っているのを知っているし、この11年僕が病気をしてからも一生懸命やってきて、きっとオーケストラのためにも征良はできる限りのことをするだろうと思い、とても嬉しく、その報告を聞きました。
大変な世界になりましたが、この夏松本で、2年ぶりにサイトウ・キネン・オーケストラのメンバーと再会することを心待ちにしています。
概要
齋藤秀雄の教育理念を継承し、小澤征爾による世界最高水準の音楽活動と若手演奏家を教育するという基本理念に基づき、世界の音楽文化に貢献することを目的とし設立。
この目的を達成するため、
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小澤征爾の理念を継承する音楽家を、随時公演目的に合わせて組織し、公演すること
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小澤征爾の理念を継承するべく若手音楽家を育成すること
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その他、この法人の目的を達成するために必要な事業を行う
名誉理事長:小澤征爾
代表理事:店村眞積
理事:猶井正幸、渡辺實和子、坂茂、毛利衛
評議員:堀伝、川本嘉子、小澤征良、堤剛
監事:北村行夫
サイトウ・キネン・オーケストラ代表:小澤征良
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理事会の決定を執行する機関として、SKOアドバイザリー委員会、制作・育成委員会、事務局を設置する。
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SKOアドバイザリー委員は、小澤征爾によって指名されたSKOメンバーが務める。
後藤和子、豊嶋泰嗣、矢部達哉、和波孝禧、川本嘉子、宮田大、池松宏
フィリップ・トーンドゥル、吉田將、勝俣泰、ラデク・バボラーク、
ヨハン・シュトレッカー、杉山康人
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制作・育成委員会は、公演プログラム(教育プログラムを含む)の作成及び調整を行う。
SKOメンバーからは、原田禎夫、宮本文昭、豊嶋泰嗣が育成委員を務める。